かあちゃんとの約束

こんにちは。アニマルコミュニケーター渡邉忍です。

7月の28日から迷子猫の捜索に関するセッションをしていました。

「迷子さんの捜査、してないんだよね?

どうしてもって、、、。お願いできないかな?」

連絡をしてきたのは、幼なじみ。

彼女の友人の愛猫が家の網戸を開けて自ら家を出てしまったとの事でした。

その時に浮かんだのが私。

以前からブログを見てくださっていたようで、以前の迷子に関する記事を見て、セッションをお願いできないか?というお問い合わせでした。

迷子に関する捜査は本来なら行っていません。

何故なら、私の仕事の状況から、飼い主さんとリアルタイムでやりとりをする事が難しく、時間が勝負の迷子捜査は難しい為、お断りをしています。

それでも何度かお受けしているのは、「どんな場所にいるのか?」「生きているのか?」「食べたい物はあるのか?」そんなやりとりだけでも良いという飼い主さんの強い想いを感じ、少しお手伝いをさせていただく。というかたちでのセッションでした。

今回も先ず、「迷子捜査のプロに依頼をしてみて」というお話をしました。

動物の迷子専門のアニマルコミュニケーターや、実際に現場に足を運んで捜査してくれるプロの探偵。

その道のプロならより早く確実に捜査をしてくださる。だからおすすめをしました。

早速、プロの迷子専門のアニマルコミュニケーターさんにお願いをしたようですが、セッションは一度の遠隔セッション。それ以降は追加でその都度予約をしての遠隔セッションというシステムだったようで、上手くやりとりができず、困っている。

そんな様子を友人から聞いて、今回も協力させていただくことにしました。

彼女の名前は、シャチコ。2歳の女の子です。

お兄ちゃん猫2匹の中で伸び伸び愛情たっぷり育ったやんちゃな女の子です。

早速、お家周辺の地図をもらい、彼女の意識と繋がり、ダウジングしながらいる場所を特定。

その都度飼い主さんにお伝えしました。

真夏の昼間には猫は動かないでじっとしています。

シャチコちゃんが動くのも、早朝か夕方から夜。

時間を絞って、その時食べたい物を聞いて持って捜査。

そんなやりとりをしていました。

体力のある元気な猫。

そして彼女には度胸と好奇心がありました。

お外という広い世界を楽しんでいるように感じました。

家族が嫌いなわけじゃない。

好奇心で冒険をしたかった。そんな風に感じましたが、ちょっと彼女の家族への氣持ちを聞いてみたくなり、セッションをしました。

伝わってきたのは、シャチコちゃんの「真っ直ぐな愛情」

「愛されたいから愛してるわけじゃない」

「ただ愛したい。それだけだよ」

その真っ直ぐな氣持ちを受け止めて欲しかったようです。

お母さんとのちょっとした氣持ちの行き違い。

それをシャチコちゃんもお母さんもお互いに感じていたようでした。

そんな中での今回の家出。

それをきっかけにお母さんの心のわだかまりが少しずつ解けてゆきました。

「シャチコの氣持ち、わかったよ!だからお顔を見せて!帰ってきて!」

そんな風に毎日シャチコちゃんに氣持ちを向けながら捜査していただきました。

私も同じ気持ちでセッションを続けました。

それから2回ほど、顔を見せてくれました。ですが逃げてしまいました。

それでも「諦めないで!」その諦めない気持ちをもちつづけていただきました。

それから2週間後。

再び、シャチコちゃんから聞いていた「ツナ缶」を持って捜査に出た飼い主さん。

2度目に発見された場所でシャチコちゃんに出会いました。

今度は叫んだり追いかけたりしない。

ゆっくりと座って、ツナ缶を差し出したその時、シャチコちゃんはツナ缶を食べに来てくれたのです。

もう大丈夫です。

お家に帰ろう。

大好きなとーちゃんとにーちゃん達が待ってるよ。

それから直ぐに病院に行ったそうですが、怪我もなくノミもなく、少し痩せてはいましたが、ご飯を沢山たべて、沢山お水を飲み下痢もする事なく落ち着いた様子を見せてくれました。

大好きなとーちゃんとお風呂に入ってグッスリ。

シャチコちゃん、この2週間の冒険でお外の楽しさを経験したかな?

楽しさと同じくらい、寂しい想いもしたかな?

夜は緊張して寝られなかったかな?

あなたがいない間、とーちゃんもかーちゃんもあなたを信じていたよ。

諦めずに探してくれたよ。

そしてよりあなたを理解しようと努力してくれたよ。

あなたの氣持ちを知って、更に受け止めてくれたよ。

もうそれだけで充分だよね。

あなたのお家はここだよ。

安心して眠れる場所。

お帰り、シャチコちゃん?

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