生き物を生き物として扱う事。
この仔は数年まえに保護して放したスズメ。
昨日、職場の前でスズメが亡くなっていた。
昼間の熱い時間。
勢いよく飛んで何処かにぶつかって落ちたようだ。
首の骨が折れている様子で軽く出血。
ちょうどお昼を買いに出た帰りに出くわしたので、すぐさま荷物を置いて、ビニール袋とティッシュを持って戻ると、1人の男の子がスズメを足で突いていた。
「コラコラ!」
ちょっと強めに言った私をぽかーんと見て表情ひとつ変えずにその場を去った。
私は急いでスズメをティッシュに包み、ビニール袋に入れた。
アスファルトだらけの炎天下。
駅近くのこの街中でこの子が無残な姿で晒されるのを見ていられなかったから。
ビックリしたのはあの男の子。
生き物を足で突いて、注意されても顔色一つ変えなかった。
生き物を生き物として扱えない子供が最近多くなっているな。と感じた。
自分達人間以外をこわい、気持ち悪い、汚い存在。
として認識しているように感じた。
生き物に触れずに育つとそうなってしまうのは仕方のないことだけれど。
私達人間を含め、地球上にいる全ての生き物は生かされている事を肌で感じられるのは、やはり自然や動物に触れて行かなければ学べないことなんだと改めて感じた。
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