ヒョウモントカゲモドキのモンタちゃんが食べない理由

こんにちは。アニマルコミュニケーターの渡邉しのぶです。

一緒に暮らす動物たちが「食べない」とき、飼い主さんは「飽きたのかな?」「具合が悪いのかな?」と心配になりますよね。

でも実は、その「食べない」には、ちゃんとした理由があるかもしれません。

今回は、ヒョウモントカゲモドキのモンタちゃんとのアニマルコミュニケーションで感じた、「食べたい気持ち」と「食べたくない気持ち」の間に隠れている本音をご紹介します。


1. きっかけ:今まで食べていたのに、なぜ食べない?

モンタちゃんは7歳のヒョウモントカゲモドキの女の子です。

今回のセッションでご相談いただいたのは、「最近また食べなくなった」ということ。

「また」というのは、以前にも同じように食べなくなり、その時もアニマルコミュニケーションをご依頼いただいていました。

当時、モンタちゃんが「食べたい」と話してくれたのは、大好きな動く餌、コオロギ。でも今回は、それを「食べたくない」と言っているそうなんです。


2. アニマルコミュニケーションで伝わってきた「今」の感覚

早速、モンタちゃんにつながって理由を聞いてみました。

すると伝わってきたのは、

「今はペーストのほうがいい。でも、たくさんは要らない。毎日は要らない」

という感覚でした。

そして、好きだったはずのコオロギについては、

「今は要らない。飛びついてくるときに足が目に当たることがある。目を守りたい」

そんなふうに教えてくれたのです。


3. モンタちゃんの本音

モンタちゃんの話から感じた本音は、こんなふうに整理できます。

  • ペーストを選ぶ理由:体が少ししんどい、安心して食べられるものを求めている。
    (※ヒョウモントカゲモドキの7歳はシニア期に入ります)
  • 毎日は要らない理由:ペーストは栄養価が高く、少量で満足できるから。
  • コオロギを避ける理由:飛びつかれると足が目に当たることがあり、「今は目を守りたい」という繊細な感覚から。

4. 飼い主さんと一緒に考える

セッション後、飼い主さんはこうおっしゃいました。

「なるほど。わかりました」 

飼い主さんも思い当たるふしがあったようです。

そして、今回私が特に大切だと感じたのは、モンタちゃんが繰り返し使っていた言葉、

「今は」

という感覚でした。


5. もう一つ教えてくれた、モンタちゃんの「今」

モンタちゃんはもう一つ、興味深いことを教えてくれました。

「砂浴びをしたい」

それはまるで、砂を身体に擦り付けて、いらないものを削ぎ落としたいような感覚

私はすぐに「脱皮かもしれない」と思いました。

脱皮はヒョウモントカゲモドキにとって、皮膚の健康維持やストレス軽減にもつながる大切な行動です。


補足として

▼ 脱皮ってどれくらいの頻度で起こるの?

ヒョウモントカゲモドキの脱皮は、成長段階や環境によって異なります。

  • 幼体:1〜2週間に1回ほど
  • 成体:月に1回程度

脱皮前には体色がくすんだり、食欲が落ちたりすることもあります。湿度や砂場の環境が整っているとスムーズです。



▼ 砂浴びはなぜ大切なの?

砂浴びは、古い皮膚や汚れを落としたり、脱皮を促進したりする効果があります。また、ストレスを和らげ、落ち着きを取り戻す行動でもあります。


6. 最後に

動物たちは、自分の「今」の状態に合った食べ方や行動をちゃんと選んでいます。

「食べない」理由をひとことで決めつけず、そこにある小さな違和感や気持ちを丁寧に聞いてあげることが大切だと、改めて感じました。

アニマルコミュニケーションは、そんな「今の声」に寄り添うためのひとつの方法

モンタちゃん、今回もたくさん教えてくれてありがとう。
これからも穏やかな日々が続きますように。

お話しさせていただき、ありがとうございました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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