ふくという相棒へ|生きることを頑張った15年間
ふくが旅立ってから、1週間が経ちました。
いつも寝ていることが多かった子だけど、
やっぱり、ふくのいない空間はとても静かで。
こんなにも違うんだと実感しています。
ふくは「相棒」だった
ふくと私の関係は、とても不思議で。
犬と人間という枠を外してみたら、
親子でもなく、兄弟でもなく、恋人でもない。
お互いに依存しないで、程よい距離でいつもそばにいて、
「頑張れ!」
そう、心の中で応援し合う。
そんな関係だったと思うのです。
そんな関係性を言葉に当てはめるのなら、
やっぱり「相棒」なんだと思う。
8年間の闘病と向き合い
2018年から8年間。
ずっと薬を飲んでいたふく。
心臓の薬は、一度始めたらやめられない。
薬によって、心臓の動きを維持していくから。
この8年の間、いろいろなことがありました。
薬の種類や量を調整しながら、
どの辺りがちょうど良いのか。
その都度、先生と相談しながら様子を見ていました。
肺水腫で2度、入院もしました。
生死を彷徨う夜中の時間もあった。
苦しむふくを目の前に、泣いている私を、
すごく冷めた目で見ているふくがいた。
「何泣いてんの?」
泣いたって変わらない。
苦しいのはふくなのに、私が励まされていました。
ふくの生き方と、私の覚悟
それから私は、少しずつ覚悟を決めていきました。
ふくは、ふくの生き方がある。
私は、私の生き方がある。
だから、ふくは自分が頑張りたいだけ頑張ってほしい。
私のためじゃないよ。
自分のためにだよ。
ふくが過ごしやすいように、サポートはするからね。
そんな風に、ずっと話していました。
旅立ちの日
ふくが旅立つ日の朝。
いつもと変わらず目覚めて、ご飯を食べて、
出かける私をお見送りまでしてくれました。
その数時間後、ふくは旅立ちました。
急いで戻ったけれど、私はふくの旅立ちに立ち会えませんでした。
まだ温かいふくの身体を抱きながら、
できれば立ち会わせてほしかったと、後悔しました。
でも、旅立つまでの時間はあっという間で、
最期まで自分の力で食べられたこと。
自分の足で立てたこと。
苦しい瞬間が少しだったこと。
それが、ふくの生き方だったんだと思いました。
「生きる事を頑張った」
ふくの犬生はどうだったんだろう?
楽しかった?
辛かった?
その問いかけに、ふくはこう応えてくれました。
「生きる事を頑張った」
苦しい、辛い。
嬉しい、楽しい。
美味しい。綺麗。
悲しい。痛い。驚き。喜び。
そのすべてが、生きること。
生きるために、食べること、寝ること、歩くこと、排泄すること。
誰もが当たり前にしているその行動は、
「生きるため」
その一つ一つを、最期まで諦めずに頑張った。
それが、真理なんだと思いました。
ふく、生ききったね!
すごいよ!
お疲れ様。
ありがとう。
またね。
これからの私へ
人生、思い通りにならないことの方が多いけれど。
私も、ふくに負けないように。
生きることを頑張るね。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
そして、ふくにたくさんのお気持ちとお花をありがとうございます。
お部屋が、いつも優しい香りに包まれています。
小さな相棒、ふく。
ふと、思い出していただけたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。














