風がほしい──台風と満月と、シニアたちが教えてくれたこと

こんにちは。
アニマルコミュニケーターの渡邉しのぶです。

ここ数日、体調不良からの緊急セッションのご依頼が続いています。

その子たちに共通しているのは、シニアであること
そして、腎臓などの内臓や循環器に負担がかかっているということ。

加えて、ちょうどこの時期は、台風による気圧の変化満月など、
身体や心に影響しやすい要素がいくつも重なっていました。

今回は、アニマルコミュニケーションを通して、
そんな子たちが教えてくれた「ある共通点」についてお話ししたいと思います。


「身体の中がぐるぐるする」って?

セッションで何頭かの子たちが、こんなふうに伝えてきてくれました。

「身体の中がぐるぐるする」
「中で動いてる感じがして落ち着かない」
「座っていられない、動いていないと気持ち悪い」

これは、おそらく**気圧や湿気による“内側の巡りの乱れ”**なんだと思います。

東洋医学には「水滞(すいたい)」という考え方があります。
これは、体の中の水分(体液・リンパ・消化液など)がうまく巡らず、
どこかに滞ってしまう状態のこと。

水が巡らないと、
・お腹が張る
・だるい
・食べたくない
・落ち着かない
・眠れない
などの症状として現れることがあります。

そして、この「ぐるぐるする」感じは、まさにその水滞や気滞の感覚。
動物たちはそれを、ちゃんと言葉で教えてくれたのです。


そして、風を欲しがった

さらに印象的だったのが、こんな言葉です。

「風を作って」
「空気を動かしてほしい」
「風があると、流れるの」

これは、ある1頭だけではなく、
複数の子たちがほとんど同じようなことを伝えてきました

エアコンの冷風ではなく、
**「空気の流れ」「自然な風」「風通し」**を求めるような感覚です。

おそらくこれは、体の中にたまった“重たいもの”を流してほしいという気持ち。
空気の流れは、エネルギーや気の流れの象徴でもあります。

動物たちは、ただ単に「涼しくして」というだけでなく、
“循環を取り戻す”ために風を求めていたんだと思います。


「今は足し算じゃなくて、引き算だよ」

そんな中で、ある子がこう教えてくれました。

「もう、これ以上は足さなくていいんだよ」
「今はね、引き算のとき」
「静かに、まわりの音を減らして、風だけ通して」

この言葉には、本当にハッとさせられました。

飼い主さんは、愛情があるからこそ、
どうしても「何かをしてあげたい」「食べさせたい」と思ってしまいます。

でもその子は言いました。

「できるだけのことは、もうしてもらった」
「あとは、抜けるのを待つだけだよ」


「信じて、引いて、見守ってほしい」

“引き算のケア”とは、たとえば──

・無理にごはんを食べさせない
・空間を静かに保つ
・音や光を落とす
・香りを控える
・空気を流すけれど、強くはしない

**「やりすぎない勇気」**が必要なときもあるのかもしれません。

そして何より、
その子自身の「治そうとする力」「バランスを戻す力」を、
信じて見守ること

それが、静かだけど確かなサポートになると、あらためて思いました。


最後に

今回セッションで出会った子たちは、
それぞれの言葉で、でも同じことを伝えてくれました。

「巡らせて」
「動かして」
「そっとして」
「信じて」
「足さないで」

もしかしたら今、
「食べない」「夜に落ち着かない」「ぐるぐるしてるように見える」
そんな子がそばにいる方もいるかもしれません。

そんなときは、
空気を動かし、照明を落とし、音を静かにして
「足さないケア=引き算の時間」も、ぜひ試してみてくださいね。

その子の声を聞くヒントになるかもしれません。

必要な方に届きますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊

この記事を書いた人

渡邉しのぶ|アニマルコミュニケーター
動物たちの「声なき声」に耳を傾け、心のメッセージをお伝えしています。
手作りごはんや自然療法も取り入れながら、ペットと人の健やかな共生をサポート中。

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