保護動物から学ぶ事〜生きる選択

こんにちは。アニマルコミュニケーター渡邉忍です。

今日は我が家の黒猫、こうとの会話から感じたことをお話しさせていただきます。

我が家のこう、11歳になります。彼は、野良猫でした。生後2.3ヶ月の頃に夜、突然降り出した雨に驚いて親子で道路に飛び出し、1番最後に飛び出て車に轢かれていました。瀕死の状態だったこうをたまたま通りかかった私が夜間救急の病院に連れてゆき、そこから命が繋がり、うちのこになりました。

長い入院生活や犬との生活。野良猫だったこうの生活は180度変わってしまったのですが、彼は誰よりも人が好きな猫になりました。

今まであまり聞いたことが無かったのですが、ふと、最近、「親や兄弟と離れて今の生活になった事」をどう感じているのか?聞いてみました。

「親、兄弟を、忘れたわけじゃないよ。」

「でも生きてゆく場所って自分で決めるでしょう?みんなと一緒にいても、いずれはひとりで決めるんだ。」

「だから僕はここを選んだ。」「それだけだよ。」

そう言われてふと、最近目にする保護犬や保護猫の写真を思い出しました。保護団体さんや、預かりボランティアさんのところにいる子達。

中には体調が優れないコもいますが、手厚いケアを受けてみんな頑張っています。

体調が良好なコ達は、今自分がいる場所でそれぞれが逞しく生きています。

性格はそれぞれ。明るく活発な子もいれば、シャイで控えめな子もいます。

【保護犬、保護猫】という枠で見た時、「可哀想。大変な想いや辛い想いをしてきた子」というマイナスなイメージで見てしまいますが、彼らは、「新たに生きる場所」を見つけるチャンスを得た「ラッキーな子」だと思うのです。

過去はどうであれ、新しく自分が「生きる場所」を見つけるチャンスに恵まれたのです。

以前、こうがこんな事を教えてくれました。

「お互いに生かされている事。を実感する為に僕達は人間と暮らすことを選んだんだ。」

私達人間と同じように、動物達もその生涯をかけて自分達の生きる場所を選び、そこで学び、いきてゆくのですよね。

保護犬や保護猫達も過去はどうあれ、新しい飼い主さんの元に行ったら、そこからがまたスタート。

「可哀想な子」というフィルターを外して、「一緒に新たなスタートをする」氣持ちで迎えていただけたら良いなあと思いました。

普段、あまり口数は多くありませんが、こうは度々話しをしてくれます。

経験値なのでしょうか?彼が話すことはどれも深く考えさせられる内容なのです。

うちの子とのアニマルコミュニケーション。これからも少しずつ載せてゆきますね。

沢山の保護犬、保護猫達が新たな飼い主さんの元で自分の生きる場所を見つけられますように。

お読みいただき、ありがとうございました。

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