ふくのこと。
「キノコとぼく?」
7月に入ってから、前から氣になっていた歯のケアをして貰おうと獣医さんに行きました。
ふくは生まれつき歯が弱く、全ての歯が生え揃ってはいませんでした。
隙間があり、グラグラした歯もあり汚れもつきやすいので、思い切って一斉にケアしてもらおうと思ったのです。
麻酔をかけてのケアの為にした術前検査にてわかった心臓の問題。
先生が思っていたよりも数値が高く、麻酔をかけることに対するリスクが高くなるので今後のことを話し合いました。
心臓のケアをするのは投薬。
心臓の薬はいくつかありますが、一旦始めたら一生飲み続けなくてはいけません。
強心剤は、心臓の動きをサポートする薬。
血管を広げる役割。
薬を飲んで完治するわけではないし、寿命が延びる保証はない。
私にできる選択肢の一つとして薬があり、それを飲んでふくが少しでも楽になるなら。と、薬を貰って帰りました。
夜、飲ませてからのふくの様子は明らかにおかしかった。
心臓がドキドキしてずっと眠れない。
身体中の痒み。
目は三角になり、フラついていた。
自分の体が自分じゃない様な感覚。
そしてオシッコの色は濃くなり、体臭も酷かった。
アニマルコミュニケーターだからこそ感じることが出来たふくの変化。
たった半分、薬を飲ませただけでのこの反応に戸惑い驚いた。
この年齢になるまで、大きな病気をほとんどせずに、フィラリアの薬以外飲んだことがない。
きっと薬に対する反応が出やすいのかもしれないが、この状態から身体が薬に慣れるのを待つまでにどのくらいかかるのか?
慣れる頃にはもう薬のサポートなしではいられなくなる。
そして麻痺した身体に対して効力がなくなったら更に薬が追加されることは明らかな事実。
「投薬はしない。」
そう決断した。
「私のエゴなのかもしれない。」
そう思って、先輩アニマルコミュニケーターさんにふくの今の気持ちを聞いてもらった。
「ぼくは何も心配してない。お母さん、心配しすぎじゃない?」笑ってたそうです。
「お母さんを信頼してるから大丈夫」
そう言われた時に沢山の涙とともに、決心しました。
「今のふくと向き合って、今出来ることをして行こう。」
幸いにも私には手作り食とヒーリングがある。
今のふくの状態と向き合っていろんな先生方【その道のプロ】に相談させていただきながら、動き始めました。
病気や治療に対して。
色んな選択肢があると思います。
どれが正しくてどれが間違い。は無いと思います。
ただ、自分と我が子が納得できる選択をする。
それだけだと改めて感じました。
人間も動物も。限りある時間。限りある命だからこそ。
2019年7月
わたしとふくの記録。
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